姫路動物病院様 インタビュー
今回は弊社で販売をしております犬猫用サプリメントである「エスプレスH61」をご使用いただいている兵庫県姫路市の「姫路動物病院」の院長 林英樹先生にお話を伺いました。
インタビューは、東亜薬品工業株式会社 動薬学術部より福井、動物薬営業部より淺田が担当いたしました(2022年9月27日実施)。
◆まずは、院長先生ご自身について、そして姫路動物病院についてお伺いしました◆
【インタビュアー】 本日はよろしくお願いします。
【院長】 よろしくお願いします。
【インタビュアー】 まず初めに先生から自己紹介をよろしいでしょうか。
【院長】 はい。姫路動物病院院長の林英樹です。1971年8月1日生まれです。鳥取大学の出身です。学生時代は生理学教室に在籍していました。
【インタビュアー】 ありがとうございます。先生が獣医師を目指されたきっかけは何かあったのでしょうか?
【院長】 もちろん小さいころから動物は大好きでしたが、具体的にお仕事としてまでは考えていませんでした。そろそろ針路を決めないといけない、高校三年生の夏休みのある日、薬剤師や医師、歯科医師などいろんな選択肢の中で迷いながら受験勉強をしていました。ふと視線を感じてご近所のハスキーと目があったと思ったら、何か会話するような感じでワンワンって鳴いたんです。それがきっかけでしょうか。(笑)
【インタビュアー】 ちょうど先生が学生の頃は漫画の影響もあってハスキーが流行していましたよね。姫路動物病院を開院されたのは大学卒業されてすぐだったのですか?
【院長】 いえいえ、もちろん勉強をしてからです。今はそんなことはないのですが、昔は3年目くらいで開業する人が多かったので、私も3年間勉強をさせていただいた後、家内に無理を言って手伝ってもらいながら独立させていただきました。最初は家内と二人だけの小さな病院でした。
【インタビュアー】 そうだったのですね。先生は姫路が地元なのでしょうか?
【院長】 はい。大学だけは鳥取ですが、小中高と姫路が地元です。
【インタビュアー】 それでこちらに開業したのですね。では、次に姫路動物病院のコンセプトやスタッフの皆様のことについて教えていただけますか?
【院長】 まず、スタッフはみんな優秀で、自ら進んで動いてくれて診察等もスムーズに進むので、とても助かっています。
【インタビュアー】 いま病院のスタッフさんは何名ですか?
【院長】 受付が6名、トリマー4名、動物看護師4名で14人ですね。みんな優秀なスタッフばかりです。
【インタビュアー】 先生も患者さんも安心ですね。
【院長】 そうですね。
◆患者さんの不安やストレスを取り除く診療を◆
【インタビュアー】 日頃、診療をされる上でなにか心がけていることはありますか?
【院長】 仕事の定義として不満や不安の移し替え、患者さんの不安やストレスを受け取ることが我々の仕事だと考えています。なので、患者さんがどういうことを不安に思っているのか、何に困っているのかしっかりと受け止めてあげることが大事だと思っています。もちろん受け取ったストレスは我々もどこかで発散しないといけないですけどね。
【インタビュアー】 患者さんにとっては先生方にそういった受け皿となっていただけるのは安心ですよね。
【院長】 そうですね。言葉にするのはなかなか難しいのですが、そういったことを心がけてやっています。
【インタビュアー】 先生の思いとしては「患者さんのストレスや不安を吸収して、安心して帰ってほしい」ということでしょうか?
【院長】 そうですね。患者さんはみんな不安なんですよね。誰かに話を聞いてほしいという思いがあると思うので、その不安ができるだけ病院に来ることで無くなってくれればいいなと思ってお仕事しています。
◆「エスプレスH61」の使用についてお伺いしました◆
【インタビュアー】 ここから「エスプレスH61」についてお伺いできればと思います。先生はどういった経緯で製品をお知りいただいたのでしょうか?
【院長】 経緯としては、代理店の方が持ってきてくれてそこで初めて知りました。
【インタビュアー】 その時は主に消化器に対する健康維持として使おうと思われていたのでしょうか?
【院長】 そうですね。消化器に使えるものがないかなと思っていて色々と製品を探していたんです。その時に「エスプレスH61」を紹介してもらって、使ってみたらすごく使いやすいので今も使っています。
【インタビュアー】 ありがとうございます。割合として犬と猫のどちらでの使用が多いでしょうか?
【院長】 犬でも猫でも同じくらい使っていますよ。犬の場合だと、下痢をして抗生剤と下痢止めで治療をスタートするのですが、最後お腹の調子を健康に維持するという意味も含めて「エスプレスH61」を処方することが多いです。また、猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)は猫コロナウイルスが原因ですが、腸内環境を維持しておくことでウイルスの変異を防いだり、FIPの治療に対して出す薬の効果も高めることができると考えているので、そういった子にも「エスプレスH61」を含めていくつかサプリメントを出すことがあります。
【インタビュアー】 なるほど。「エスプレスH61」は小型口腔内崩壊タイプの錠剤となっていますが、その点はいかがですか?
【院長】 使いやすいですね。錠剤自体の大きさも小さいので飲みやすいと思います。サプリメントを出そうという時の選択肢の一つとして大変助かっています。
【インタビュアー】 そう言っていただけると嬉しいです。
◆肌や腎臓の健康維持のサポートとして「エスプレスH61」◆
【インタビュアー】 先ほど犬、猫での「エスプレスH61」の使用についていくつかお伺いしましたが、その他にも使用事例をお伺いできますか?
【院長】 はい。犬だとアトピー性皮膚炎の治療に補助的に使うことがあります。今回インタビューを受けるにあたっていま一度「エスプレスH61」の使い方について見直ししてみたのですが、パッケージに書いてある「肌の健康維持」というのを見て確かにそうだなと思いました。犬のアトピー性皮膚炎の治療で一番大切なことは「保湿」なんですね。やはり肌のバリア機能が低下しているとそこから病原菌が入ることもありますし、乾燥から痒みも出てきます。そういった点から肌の健康維持として皮膚からの水分の蒸散を抑えるような作用はとても重要だと思っているので、治療の補助として「エスプレスH61」を使用しています。
【インタビュアー】 猫ではいかがでしょうか?
【院長】 猫の慢性腎不全に対して幹細胞治療を最近始めまして、その補助としてプロバイオティクスを使用することがあります。プロバイオティクスは長く使ってもらうことが重要だと思っているので、やはり使いやすいものが一番ですね。
【インタビュアー】 ありがとうございます。先生におっしゃっていただきました通り、プロバイオティクスの特性としてできる限り長く続けてもらうことで腸内環境が整って全身の健康につながってきますので、今後もご活用いただけましたら幸いです。
【院長】 そうですね。
◆おなかの健康は全身の健康に◆
【インタビュアー】 改めて「エスプレスH61」は4つの菌を配合したプロバイオティクスになりますが、先生としてプロバイオティクスや腸内細菌についてなにかお考えはありますか?
【院長】 プロバイオティクスに対しては期待する部分が大きいです。そもそも私自身の考えとして、おなかの中に膨大な数の細菌がいて、その細菌のバランスで我々人間の体は動かされていると思っています。一つの例ですが、あるウイルスに感染した時、普段はあまり活動的ではない人が活動的になることがあると聞きます。それはウイルスが別の人に感染するために、今感染している人をウイルス自体が意図的に動かしているということだと思います。それと同じで腸内細菌も生き延びるために体全体にいろいろな指示を出して、「ここへ行こう」「これを食べよう」と自分自身が考える。でもそれは自分自身がそう考えているのではなくて、ある意味、腸内細菌に指示されて我々の行動は決まっているのだと思っています。なので、腸内環境のバランスを整えることはとても重要だと思っています。
【インタビュアー】 おっしゃる通りです。腸は今や「第二の脳」とも言われていますね。もちろん人間と犬・猫では若干異なる部分もあるかと思いますが、腸内細菌と全身との関連の重要性は動物でも同様だと思います。
【院長】 そうですね。おなかの健康はいろいろな面から全身の健康につながると考えています。私自身の体験からしても一時期くしゃみや鼻水がひどくなって、病院に行ったらアレルギーだと言われました。その後、ある病気になって腸の一部を切り取る手術をしました。そうしたら、その手術の後にくしゃみや鼻水がぴたっと止まったんです。もしかしたらその腸の手術でおなかの環境が変わったのが大きな要因だったのではないかと思っています。
【インタビュアー】 そういうこともあるんですね。先生ご自身の健康にためにも人体用のビオスリーもありますので是非飲んでみてください。
【院長】 ありがとうございます。
【インタビュアー】 現在お使い頂いている「エスプレスH61」ですが、何か製品に対してご要望などございますか?
【院長】 これからもグレードアップして頂いて、いい製品ができれば是非教えてください!
【インタビュアー】 ありがとうございます。これからも「エスプレスH61」が先生の診療の一助となればいいなと思っていますのでよろしくお願いします。
【院長】 はい。お話したように「エスプレスH61」は他のプロバイオティクスに比べて使いやすいと思っていますし、これからも使わせていただきたいと思っています。「エスプレスH61」を含めてプロバイオティクスの可能性は無限大だと思います。こちらこそこれからもよろしくお願いします。
【インタビュアー】 本日はお忙しい中ありがとうございました!
限られたお時間の中、「エスプレスH61」の使用、腸内細菌と全身の関係性などたくさんのお話をお伺いさせていただきました。物腰が柔らかく、優しい林院長の診察で多くの飼い主様の不安が和らいでいるのではないかと思います。
これからも「エスプレスH61」が飼い主様、そしてその家族であるわんちゃん、ねこちゃんの健康維持に貢献できましたら幸いです。
◆姫路動物病院について◆
姫路動物病院
所在地:〒670-0981 兵庫県姫路市西庄甲344−1
お問い合わせお電話番号:079-293-7739
詳しくは姫路動物病院ホームぺージ(https://www.himedou.com/)をご覧ください。
※「うるつや乳酸菌®」についてはこちらから。
「動物用ビオスリー」と同じ3菌(乳酸菌・酪酸菌・糖化菌)およびH61乳酸菌(「うるつや乳酸菌®」)を配合した犬猫用サプリメントエスプレスH61の製品情報についてはこちらからどうぞ。